千葉県佐倉市 わたなべ司法書士事務所 司法書士 渡辺健治 です。
11月12日、令和3年度司法書士試験の最終結果が発表されました。
出願者数 14,988人
受験者数 11,925人(午前の部及び午後の部の双方を受験した者の数)
合格者数 613人
出願者数に対する合格率は4.09パーセント、受験者数に対する合格率は5.14パーセントでした。
司法書士試験は、例年、7月の第1日曜日に、午前の部(試験時間2時間)と午後の部(試験時間3時間)に分けて実施されます。問われる内容はこんな感じです。
<午前の部>
択一式35問
・憲法 3問
・民法 20問
・刑法 3問
・会社法及び商法 9問
<午後の部>
択一式35問
・民事訴訟法 5問
・民事保全法 1問
・民事執行法 1問
・司法書士法 1問
・供託法 3問
・不動産登記法 16問
・商業登記法 8問
記述式2問
・不動産登記 1問
・商業登記 1問
午前の部は時間的に余裕がありますが、午後の部は択一式を1時間程度で処理し、残り2時間を使って記述式を処理するのがオーソドックスなスタイルで、時間との闘いです。記述式問題は、与えられた事例に対し、登記申請書を作成するものです。
受験資格に制限がなく、老若男女問わず誰でも受験できますので、学生、フリーター、サラリーマン、主婦、定年退職された方等々、様々なタイプの受験生がいます。
時間に余裕がある方は、勉強に専念し、短期合格を目指すのも良いですが、お勤めの方は、勉強時間を捻出するのに苦労しているのではないでしょうか。
しかし、勉強に専念するために勤め先を退職するのは、リスクを伴いますので、あまりお勧めできません。自分に与えられた時間の中で、正しい方法でコツコツ勉強すれば、いつかは合格することができると思います。
私は、往復2時間の通勤電車の中でテキストを読んだり、択一式の問題を解いていました。土日のどちらかは、記述式の問題を解いていました。
睡眠時間を削ったりしたことはありませんし、遊びにも行きました。特に変わったことはしていません。 受験勉強は時間をかければいいというものではありません。合格するためには、正しい方法で勉強を継続することが大切だと思います。何が正しい方法かは、人によって違いますので、一概には言えません。興味がある方は、ご連絡ください。私の体験談ならお伝えできると思います。